告白は駅
駅から学校に着くまでの20分位の間、ドキドキしながら、友達になってほしいと話したのです。
彼は、ビックリしたせいか、戸惑った感じで、私の言う言葉にうなづいているだけでした。
その日は一人で舞い上がってしまい、授業も手につきませんでした。
次の日、また朝の電車で彼を見かけました。
しかし、昨日の今日で恥ずかしくて声をかけることができませんでした。
そんな日が何日か続きました。
ある日、体育館で授業が終わった後、片づけをしていたら、彼がちょうど現れました。
その時に彼が初めて話しかけてくれました。
「今日、学校が終わったら一緒に帰ろう」と言ってくれたのです。
私は嬉しくて、いまでもどんな顔をしていたのか心配になってしまうぐらいです。
放課後、昇降口で待ち合わせて、駅に向かいました。
そして、私の気持ちを話しました。
彼も私のことを好意的に思ってくれたらしく、それから毎日一緒に登下校するようになりました。
そして、自然に付き合うようになりました。
周りの人に噂されても平気でした。
休み時間もお昼御飯を食べる時も、いつでも一緒でした。
ときどきケンカもしましたが、次の日には忘れて、また一緒にいたのです。
そんな生活が彼の卒業まで続きました。